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Please use this identifier to cite or link to this item: http://hdl.handle.net/10112/8992

Title: 非指示性に関するCainとGrantの論争 本当のPerson(Client)‒Centeredはどちらなのか?
Authors: 中田, 行重
今林, 優希
岡田, 和典
川崎, 智絵
Author's alias: NAKATA, Yukishige
Keywords: 非指示性
学習スタイル
道具的非指示性
原理的非指示性
尊重
Issue Date: 15-Mar-2015
Publisher: 関西大学臨床心理専門職大学院 心理臨床センター
Shimei: 関西大学心理臨床センター紀要
Volume: 6
Start page: 79
End page: 88
Abstract: Person‒Centered Therapy(以後PCT と略す)において非指示性(Nondirectiveness)は重要であるが、同じPCT の内部においても、その重要さに関する考え方に違いがある。ここでは2 人の論客Cain, D. J. とGrant, B. との間で起こった論争を紹介する。まずCain が、クライエント(以後Cl と略す)の中には心理的成長の上でセラピスト(以後Th と略す)の非指示性が促進的でない場合にまで非指示性に拘るのはパーソン・センタードとは言えない、と論じる。それに対してGrant が、非指示性には道具的なそれと、原理的なそれとがあり、道具的非指示性がCain のようにCl の成長促進の道具として非指示性を活用するものであるのに対し、原理的非指示性はCl を尊重しているかどうかが焦点であり、原理的な方こそ、Client‒Centered Therapy(以後CCT と略す)の中心的な意義である、と主張する。それに対しCain は、Grant の言う原理的非指示性におけるCl への尊重という考え方は、Th という、いわば外側からの仮説に過ぎず、それが本当にCl にとって良いものかどうかは分からない、と批判する。これらの議論は、Cl の成長になるようにTh が対応を変えて対応すべきという主張と、Cl の成長をTh が判断するのではなく今のCl をそのまま尊重すべきという主張のぶつかり合いであり、CCT/PCT の本質を問うものである。両者の議論からは、こうした問いがPCT の今後も続く哲学的な大きな課題であろうことが示唆される。
type: Departmental Bulletin Paper
URI: http://hdl.handle.net/10112/8992
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